マクロビオティックで広がる食の深層世界 NO.34−りんご
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1.本日の食材 りんご
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りんごは中央アジア原産といわれ、
ヨーロッパでも有史以前から栽培されています。
その長い歴史のせいか、
りんごにまつわるエピソードも豊富。
旧約聖書には、アダムとイブが
蛇にそそのかされて食べた禁断の果実として。
ギリシャ神話には、
「最も美しい女神に与えられる」と言われ、
遂にトロイア戦争に至った争いの種として。
また、アイザック・ニュートンが
木から落ちるリンゴを見て、
万有引力の法則に気づいた話も有名です。
それだけ身近な存在だったということでしょうか。
現在は世界中の寒冷地で
栽培されているりんごですが、
私たちが目にするような大型のりんごが
作られるようになったのは
17世紀にアメリカに渡ってからのこと。
それまでは、小型の品種でした。
日本へは明治初期にアメリカから伝わり、
青森や長野、岩手などで栽培されています。
「一日1個のりんごは医者を遠ざける」
とはよく聞く言葉ですが、
これはドイツの諺から。
りんごの栄養価が高く
体調を整える様々な成分を含んでいることは
洋の東西を問わず知られていたようです。
りんごの主成分は糖質。
カリウム(陰性)も豊富で、
体内のナトリウム(陽性)を排出し、
私たちの体をクールダウンしてくれます。
そして、水溶性食物繊維の一種ペクチンも、
果物の中でりんごに特に多いものです。
ペクチンは腸内の善玉菌を活性化して
下痢を止めたり便通をスムーズにしてくれます。
有害物質も一緒に排出するので
大腸がんの予防にも!
更に、リンゴ酸・クエン酸などの有機酸。
有機酸には、たんぱく質や脂肪を分解したり
代謝のサイクルをまわす作用があります。
これは、消化促進や疲労回復に役立つほか、
酸化した血液も浄化してくれるありがたい成分。
肉をたくさん食べる人−欧米人にとって
「一日1個のりんごは医者を遠ざける」
のは、動物性の毒を消す
こんな作用があったからなんです。
なので、食べすぎや不消化の手当てとして
りんごを使うときには酸味の強いもの
(紅玉や国光など)がおすすめです。
りんご2分の1個をすりおろして食べ、
残りの半分はすりおろした絞り汁を飲むと、
腸と腎臓の両方に作用してすっきりとさせてくれます。
これは、食べすぎによる
子供の発熱にも使えます。
ペクチンは皮に多く含まれるので、
無農薬のものを皮ごと使うと
更に効果的です。
最後に…
こんなにいろんな成分が詰まって
健康によさそうなりんごですが、
やはり過ぎたるは及ばざるが如しです。
果物には果糖が多く陰性なので、
食べ過ぎると中性脂肪の元となり、
体が冷えてしまいます。
「一日1個のりんごは医者を遠ざける」のは
あくまで肉をたくさん食べる欧米人にとってのこと。
環境も食べるものも違う、私たち日本人は
自分の体に合った頻度で…と
頭の片隅に留めておいてくださいね。
◆陰陽って何?という方は、こちらをご覧ください。
メルマガ第2号の内容を再掲しています。
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2.りんごの美味しい食べ方
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生でシャキシャキとした食感を楽しむのもよいですが、
煮たり焼いたりすると、グンと甘さが引き立って
また違う美味しさを楽しめますよね。
コンポートや焼きりんごの他に、
お菓子の材料としてアップルパイやケーキにも…
マクロビオティックでは砂糖を使わないので、
りんごジュースもお菓子の甘味付けとして
活躍してくれます。
最近、一番好きな食べ方はりんごの葛煮です。
りんごを4つ割りにして
3%くらいの塩水に通します。
それを好みの大きさに切って
(イチョウ切りでも縦に薄切りでも)
厚手の鍋に入れ、ふたをして弱火にかけます。
りんごが透明になったら、水溶きの葛粉
(葛粉大さじ1を倍量の水で溶いておく)を加え、
葛が透明になれば出来上がりです。
りんごの甘味と葛のトロリとした食感が
優しい気持ちにしてくれるおやつです。
風邪気味の時や、
おなかの調子が悪いときにも使えるので
是非お試しくださいね〜。