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マクロビオティックで広がる食の深層世界 NO.31−調理法の陰陽

先週、冬瓜をテーマにメルマガをお届けしたとき書きました。


> 素材の陰陽の他に、調理法や調味料でも
> 陰の強さ、陽の強さが変わることをご理解ください。
>
>
> ものすごく大雑把ですが
>
>
> 生食:陰性
> 火を通す:陽性(陽性度は時間の長さに比例)
>
>
> って考えてもらうとよいかも。
>
>
> 調理法の陰陽についても
> そのうちご説明します。


でも、後で思ったけど
この書き方じゃ大雑把すぎ(汗)。


なので、今回は食材の話はお休みにして
調理法の陰陽についてお届けします。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1.調理法の陰陽について

────────────────────────────


マクロビオティックでは、食材のカロリーや
たんぱく質、ビタミンといった個々の栄養価よりも
陰と陽の力に着目します。


いつもメルマガで
「この食材は陰性(陽性)」と書くのは、
そのためです。


そして、素材の極端な陰や陽を消して
中庸に調えるのが調理ということになります。


「陰の強い食材には陽性な調理法」


「陽の強い食材には陰性な調理法」


こうすることで
中庸な料理にすることができます。


また、
「暑い時期・陽性体質の人→陰の調理法」


「寒い季節・陰性体質の人→陽の調理法」


このように組み合わせることで
体調を整え、より快適に過ごすこともできます。


調理法を陰陽の順に並べると
こんな感じになります。


陰性


↑  発酵
↑  生
↑  即席漬
↑  ゆでる


中庸 煮る・炊く


↓  蒸す
↓  焼く
↓  炒める
↓  揚げる
↓  焦がす


陽性


一覧にすると気がつくのは、
陰性な調理法はあまり火を使わないということ。


「発酵」というのはブクブクと泡が立ち
膨らむイメージですよね。


膨らむ=陰性、ということです。


また、「生」の野菜に塩をして圧をかけたものが「即席漬」。


塩も圧も陽の力…なので同じ陰性な調理法でも
比較すると「即席漬」の方が
「生」より陽性ということになります。


「ゆでる」というのも大量の水を使って、
火にかけているのは短時間という感じですよね。


これら陰の調理法に比べると、
陽の調理法は水の使用量が少なくて、
高温でしっかり火を通すものばかりだと思いませんか?


「蒸す」のは沸点を超えて熱された(=強い陽を受けた)水が
蒸気となって素材に浸透します。


「焼く」というのは、強い火を当てて
素材の極陰・極陽を飛ばすもの。


さらに、油を使って高温でアクや水気を飛ばすのが
「炒める」方法です。


「揚げる」調理法では、180度もの高温になった油で
一瞬にしてアクを処理し旨みを封じ込めます。


「焦がす」とは、例えば焼きおにぎりや餃子など、
ちょっと焦げ目がついていると香ばしくて
グンと美味しさを感じませんか?
これが最も陽の強い調理法になります。


こうして並べてみると、
陰や陽の強い調理法って
あまりたくさん食べられないことが判ります。


例えば…発酵食品といえば
味噌、醤油、漬物、チーズなどなど。


発酵だけでは陰の力が強すぎるので
塩や時間という陽性を加えて熟成させるのですが
パクパク大量に食べられるものではありません。


「揚げる」「焦がす」調理をしたものも同様。


揚げ物はたくさん食べると胸焼けするし、
いくら香ばしくても焦げ目のついたものって
そうたくさん食べられません。


こう考えると、
食べやすい調理法=中庸に近い調理法
と言えると思います。


それから、最も中庸に近い「煮る・炊く」調理法。


私たちの主食である穀物は、
炊くことで生の状態から調理され
食べることができるようになります。


食べ物の中で一番中庸な性質を持つ穀物。


その穀物を、中庸な「炊く」調理で食べるというのは
とてもバランスのいい食べ方です。


つまり…ご飯を主食としてしっかり食べていれば、
おかずの組み合わせで頭を悩ませなくても
中庸なバランスが保てるということです。


いろんな面から考えて、
やっぱりご飯のパワーってすごいですね。

       
◆陰陽って何?という方は、↓をご覧ください。
 メルマガ第2号の内容を再掲しています。

http://tinyurl.com/eexdw

         

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