マクロビオティックで広がる食の深層世界NO.22−黍(きび)
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1.本日の食材 黍(きび)
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黍といえば、思い出すのは桃太郎でお馴染みきび団子。
岡山県に行くと、吉備団子として
いろんなところで売られています。
これは、江戸時代に備前で豊作だった黍で団子を作り、
吉備の国の名前にちなんで吉備団子と書くようになったそうです。
今は黍粉ではなく白玉粉などで作られることも
多いそうですが…
さて、黍の粒々ですが、粟(あわ)より少し大きめです。
どちらも黄色がかった、小さくて丸い粒々ですが
小さい方が粟、大きいのが黍。
黍にも、粟と同様にもちとうるちの2種類があります。
(ちなみに稗(ひえ)はうるち種だけです)
味は、もち黍の方がよくて、
炊き上がりは黄色くモチモチとした食感。
ご飯に炊き込むと
冷めてもモチモチ感が続きます。
各地で郷土料理として、団子や餅の形にしても
食されているようです。
黍と粟って、どっちがどっちだか
よくわからなくなります。
黍は、昔のトウモロコシのような感じでほのかな甘い味。
粟の方がクセが少なく淡白です。
淡い味なので「あわ」という説があります。
また、炊くと粟の方がとろみがあります。
でもまぁ、粒の色も大きさも似ていて
栄養価その他特徴も共通点が多いです。
黍が使いたいのに粟しかなかった、
あるいはその逆パターンでも
普通に代用して大丈夫。
栄養価を簡単に書くと
粟と同様、たん白質を10%程度も含んでいます。
ミネラルやビタミンが豊富な他、
特筆すべきは亜鉛が多いので感染症を予防して
皮膚の老化やトラブルを防ぐありがたい効果もあります。
更に、血行促進にも効果があり
新陳代謝を促進して細胞の若さを保つ、
な〜んて嬉しいですね。
他の雑穀同様、アトピー性皮膚炎の改善にもよいそうです。
最後に黍の陰陽について。
黍は、穀物という大きな括りで考えると
中庸な食べ物になります。
その穀物というグループの中で
稗や粟、米、麦などと比較すると。
(陰)─────────(陽)
はと麦 丸麦 玄米 黍 粟 稗
こんな感じです。
◆陰陽って何?という方は、↓をご覧ください。
メルマガ第2号の内容を再掲しています。
http://www.shinso-sekai.com/2006/02/post_2.html
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2.黍(きび)の美味しい食べ方
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マクロビオティックで雑穀のを使った料理といえば
思い浮かぶのはハンバーグやコロッケでしょうか。
炊いた雑穀を使いますが
黍の他に粟や稗など好きな雑穀でも作ることができて
変化を楽しめるのがいいですよね。
それから、最近は雑穀ブームで
単品の雑穀を混ぜ合わせる他
八穀米とか十二穀米とか売ってますね。
市販品を買うのは手軽ですが
たまには自分で手元の雑穀をブレンドして
ご飯を炊いてみてはどうでしょう。
古来、日本には五穀という言葉がありました。
この五穀が何を指すかは文献によって多少の違いがありますが
米・麦・黍・粟・豆を含めることが多いです。
五穀とまでは行かなくても
我が家だけの三穀、四穀ご飯なんて
ちょっと楽しくないですか?